2月25日
AM3時46分
私の大好きな父がお星さまになった日。
私はまだ小学六年生だったなぁ。
卒業式も見ないまま……
中学生になる制服姿も見ることもなく……
私はずっと悲しくて寂しくて……
家族に隠れてよくひとりで泣いてたな。
でもね、今は違う考えだよ。
本当に悲しいのはお父さんだよねって思うよ。
だって、凄く可愛がっていた子供達の成長を見られなくなったんだもん。
こんなに辛いことはないよね。
父親としてもっともっとやりたかったことが沢山あったよね。
それに、子供の前でも恋人同士みたいに仲良かったバカップル夫婦。
夫としても、もっともっと母を愛し守りたかったでしょうね。
でもね、大丈夫だよ。
お父さんが安心してお星さまになれるように兄はずっと頑張ってきたよ。
お父さんの代わりに母を支え私と弟を学校へも行かせてくれたよ。
若くして一家の大黒柱として私達に不自由をさせなかったよ。
あんなに幼かった弟もお陰で良いところに就職できたし。
お父さんは何も心配しないでいつも笑顔で私たちを見守っていてね。
ずっと、ずっと、ずっと、大好きだよお父さん。
ずっと、ずっと、ずっと、お父さんの娘だよ。
現時間 AM3時46分